平成30年度 硯友会総会の報告

 平成30年5月12日(土)、初夏を感じさせる気持ちのよい晴天に恵まれ、
平成30年度硯友会総会・懇親会が、リーガロイヤルホテル小倉3階エンパイアルームにて
開催されました。


第1部 総 会

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●会長ごあいさつ(硯友会会長 坂口 秀俊 43回生)
 五月の総会で会長に就任しました。浅学非才ではありますが、与えられた職責を全うすべく尽力する所存です。
 私は門司高校に教諭として十二年間、教頭として二年間奉職し、最後の八年間は門司学園中高校長として勤めましたので、生徒時代を含めますと人生の三分の一は丸山の敷地で過ごしたことになります。大変有り難いことです。
  門司高校勤務時代には多くの思い出がありますが、同窓会硯友会の担当として、多くの卒業生の方々とお付き合いが出来た事は、私にとって掛け替えのない財産になっています。就中、平成五年の「創立七十周年記念事業」には、その中心の一人として参画しました。『創立七十年史』編纂には三年かかりましたが、門司中学・門司東高校・門司高校の歴史は郷土門司の発展と軌を一にするものであることが分かりました。また「創立七十周年記念事業」の最大の企画が、十二回生の白壁彦夫博士による記念講演と、同じく十二回生の畑中良輔先生による「オペラ・ガラ・コンサート」でした。門司高校体育館で行われた記念講演では、その朝、かつての白壁医院の年老いた看護婦さんたちが「坊ちゃんの話を聞きに来た」と入り口近くで待っていたことを思い出します。今も時々、白壁先生が開発された「胃の二重造影法」 つまり硫酸バリウムを飲み、胃の透視を受けますが、グルグル回りながら白壁先生の顔と声を浮かべています。
 また、この時から、畑中良輔先生とお付き合いをさせていただくことになり、門司学園を創る時、私の拙い詞に対して素晴らしい曲を作っていただき、校歌が出来上がりました。平成十五年の秋でしたが、畑中先生から次のようなことを言われました。この曲は、創立六十周年で作った逍遥歌を受け継ぐものであり、門司高校の良き伝統を受け嗣いだ立派な学校を創って欲しい、というものでした。学校経営をする上で、この言葉を忘れたことはありません。
 門司高校は創立から八十六年で閉校になりましたが、数多くの優秀な人材を世に送り出し、現在も国の内外を問わずあらゆる分野の第一線で活躍しています。私はかつて県教委指導主事として多くの学校を視察しましたし、定年退職後は大学の教職課程で教えていますので様々な学校を見ていますが、我が母校門司高校は生徒の質や教育内容など、素晴らしい学校であったと確信を持っています。五月の定期総会には毎年会場に入りきれないほどの卒業生が全国各地から馳せ参じています。当番幹事の方々のご努力によるところも大きいとは思いますが、更に発展する事を祈念しています。
 最後に、継承校である門司学園との連携を図ること、卒業生が一度は作業したことのある学校林の活用を如何にするか、などを今後の課題にしたいと思っています。


ハッピーサプライズ

●門司学園吹奏楽部が全国大会金賞受賞曲を演奏  

「そろそろ、懇親会開式のお時間となります。ご自分の卒業回生のお席に御着席ください。」総会に引き続き久津輪真味さんのアナウンスが流れます。
 定刻の15時となり会場は自然と静かになりました。総会が終了したのにステージには何故か椅子が8脚。
 「懇親会開始のお時間でございますが、皆様にお知らせがございます。去る平成30年3月に門司学園高校吹奏楽部が全日本アンサンブルコンテスト全国大会で金賞を受賞いたしました。」
 「福岡の県立高校の金賞受賞は1983年に嘉穂高校が受賞して以来、実に34年ぶりの快挙だそうです。懇親会の前に少しお時間を頂戴し、その金賞受賞曲を皆様に披露させていただきたいと存じます。また、門司高校応援歌第二校歌も吹奏していただきます。どうぞお楽しみください。」
 門司学園高校吹奏楽部顧問の中島恭子先生より吹奏楽部の紹介と金賞受賞曲の紹介があり、早速演奏です。
 感動の瞬間に立ち会えました。そもそも、文事に書き起こすのは野暮ってもんです(笑)。
  門司学園高校の生徒の皆さん、ありがとうございました。
 懇親会申に門司学園高校吹奏楽部への寄付を募りました。57回生の西岡淑芳さん、永井育子さん、城幸代さんらの丁寧な対応で参加者の皆さんの心と懐と目尻が緩んだのか134,556円が集まり、後日、吹奏楽部へ届けました。門司学園高校吹奏楽部の今後のご活躍をお祈りします。


門司学園高校吹奏楽部演奏


           

   顧問 中島恭子 先生          吹奏楽部活動協力金の呼びかけ

第2部 懇親会

 15時15分より懇親会開始です。  まず始めに平成30年度硯友会総会実行委員長の市来柘志(57回生)より挨拶があり、しどろもどろになりながらも開会を宣言し、高らかに校歌斉唱です。実は委員長は大きなミスを。総会の冊子を持っていません。校歌は一番と四番しか覚えてません。くちパクでした。
 乾杯のご発声は硯友会東京支部副支部長の柴田健次氏(54回生)です。柴田様、当日の急なお願いを快く引き受けて頂きありがとうございました。
 あちらこちらのテーブルから、楽しそうな話し声が聞こえてきます。硯友会懇親会の一番幸せな時間が流れています。
 来賓のご紹介の後、1回目のアトラクションです。司会進行は57回生の高橋恵理子さんに変わります。57回生の多以良すみ子さんによるピアノの伴奏で歌の披露です。硯友会の参加者は年齢層が厚いので、各年代で共有できる曲を5曲選び皆で歌いました。
 2回目のアトラクションは皆さんお待ちかねの福引です。司会進行は57回生の城幸代さん。アシスタントは57回生、67回生、77回生です。今年も協賛品が沢山集まりました。ありがとうございました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、いよいよ大詰めです。次期当番期の「8の期」の紹介です。市来実行委員長より、58回生の中洲司氏へたすきの引継ぎが行われ、中洲様より力強い決意表明をいただきました。
 第二校歌斉唱は中洲様に、来年に懸ける意気込みそのままにリードをお願いしました。今回、硯友会創立90周年の記念品としてお配りした扇子には、第二校歌が綴られており、皆さんが扇子を拡げて声高らかに第二校歌を斉唱する姿は壮観でした。
 万歳三唱は、当番期であり出席者の中でも最若年の77回生の7名の方々。77回生は年々出席者が増えています。彼らが牽引役になってくれて、若い同窓生で賑わう硯友会になるといいなあ、なんてことを考えている間に懇親会は無事にお開きとなりました。
 ありがとうございました。来年またお会いしましょう。それまでお元気で。

 


声高らかに校歌斉唱


              
    市来拓志 実行委員長挨拶            司会 高橋恵理子 さん

 

  
   ピアノ伴奏 多以良すみ子 さん           中州司 さん


たすきの引継ぎ式 7の期から8の期に



万歳三唱

平成30年度 硯友会総会のアルバム

15回生

17回生

18回生

21回生

24回生

25回生

26回生

27回生

28回生

29回生

30回生

31回生

32回生

33回生

34回生

35回生

36回生

37回生

39回生

39回生

40回生

41回生

42回生

43回生

44回生

45回生

46回生

47回生

48回生

49回生

50回生

51回生

52回生

53回生

54回生

55回生

56回生

57回生

58回生

59回生

60回生

62回生

63回生

66回生

67回生

70回生

73回生

76回生

77回生

 

 

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